不登校と母子分離不安の関係性について(前編)
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
今回は、母子分離不安と不登校を考えたいと思います。
まず母子分離不安とは
「子どもが片時も離れることができず、親の姿が見えないと異常な不安に襲われる状態」
だとされています。
例えば
- スキンシップを過剰に求めるなど、退行現象(赤ちゃん返り)が見られる。
- お母さんの声かけを悲観的にとらえてしまい、「自分のことが嫌いなのか?」と確認することがある。
- 家のなかでも、お母さんのあとについてくることが、しばしばある。
このような行動がみられると、分離不安の傾向にあるかもしれません。
しかし、上記のような「片時も離れることができない」というケースは、ほとんどお見かけしません。
実際には、平気で一人で留守番できたり、遊びに行くときには、さっさと出かけてしまうというお話をよくお伺いします。
本当に「お母さんと一緒でないから」「離れることが不安だから」
学校に行けないのでしょうか。
母子分離不安は、一般的に「幼少期の母子関係」に問題があるとか、「愛情不足」が原因とされています。
そのため、罪悪感をもったお母さんは
「私がなんとかしなければならない」
と責任感を感じて、一緒に遊んだりスキンシップを大事にしたりして、今まで以上に愛情を注ぐようになります。
その状態に慣れてしまった子どもは、その状態が当たり前な状態となるため、それがなければお母さんを困らせるようになります。
子どもにつきまとわれ、
「いったい、どれだけ一緒にいたら学校に行けるようになるのか。」
と疲れ果てているお母さんを良くお見かけします。
こうなるとさらに、登校することが遠のいてしまうケースになることもあります。
ケースにもよりますが
「愛情不足だから学校に行けない」と捉えるよりも
どんなかかわり方をすると子どもが学校に行く勇気を持てるのか
を考えていきたいものです。
不登校支援センターでは不登校専門カウンセラーがお話を伺っております。
まずは初回無料面談にて話をお聞かせください。
後編へと続きます。ぜひチェックしてくださいね。