不登校問題を解決する上で避けることの出来ない親子間の関係性について
こんにちは、不登校支援センター札幌支部の松本です。
不登校問題を解決する上で避けることの出来ない問題として、親子関係に目を向けなければならない事があります。
不登校に陥ってしまっているお子さんをお持ちのお父さん・お母さんは、少なからずナーバスな状態になり、お子さんに対してきつく当たってしまったり、必要以上の登校刺激をかけてしまったりと、親子関係が非常に悪い状態でカウンセリングにいらっしゃる事が多々あります。
その場合、子どもをセンターに連れてくること、またカウンセリングを受けさせることが非常に困難になります。
子どもたちは、お父さんお母さんがどうすれば喜ぶのかをよく知っています。が、その逆で、どうすれば困るのかもよく知っています。
不登校=学校に行かない
というお考えをお持ちの方がいらっしゃると思います。
最初はそこから始まります。
ですが、日が経つに連れ、子どもたちは学校との関わりがなくなり、親御さんとの関わりがメインとなってきます。
そうしていくと親御さんにとってはストレスがかかり、ついついお子さんに様々なストレスを与えてしまいがちです。良かれと思ってお子さんへかける言葉が裏目に出てしまうことが多いため、腫れ物に触るようにお子さんへ接していってしまいます。
そうすると子どもたちは学校には目が向かず、責任を周囲に転嫁し出してしまいます。
そうして、親御さんのみが学校と関わっていくようになります。
そのような状態となると当事者である子どもたちは、責任を親に転嫁してしまいます。
ですので、学校の先生からの伝言などはあくまで、「伝言」としてお子さんへ伝えていくことが大事です。
どうしても「学校へ行ったほうがいいんじゃないか?」など指示を出したくなってしまうと思いますが、子ども本人に責任を持たせるためにも、学校に対しての発言は控えて頂くことも必要な状況があります。
お子さんの事を思い、良かれと思って言った一言が、思わぬ状況を生み出す事もあります。
ですが、そういった言葉をかけられること自体は、いけないことではありません。
お子さんの事を心配され、かける言葉に駄目なものはありません!
ですが、お子さんの状況を判断し、声をかけるにあたり適切なタイミングを見誤ると、親子関係は悪化してしまいます。適切な時期に適切なアプローチをお子さんにかけるためにも、お困りの方がいらっしゃいましたら、是非、カウンセリングにお越しください。