『不登校には厳しい母ではダメ?』優しい母で子どもと一緒に不登校に向き合う為に必要なこと。
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
親御さんが子どもの成長において望まれることは様々ですよね
『子どもに対して強く生きて欲しい。』
『最低限の教養を身につけて欲しい。』
というような思いや願いがあって、子どもを厳しく躾けてきたお母さん。
子どもが不登校になって、子どもへの対応を180度切り替え、
「厳しいお母さん」から「優しいお母さん」へ転身したというお話もよく耳にします。
子どもにとって、学校での辛かった体験を聴いてくれ、気持ちを察してくれるお母さんに対しては、心を開き素直に自分の話をしようという気持ちになるかもしれません。
しかし子どもによっては、何でもきいてくれる「優しいお母さん」に居心地の良さを感じ、その状態を維持したいという心境にいたることがあります。
以前もブログに書きましたが、勇気をくじかれた子ども達が学校に登校できるようになってきた時、子どもは
『学校では、いろんな不安や恐怖が待ち受けているだろうし、登校できそうだけど、できればもう少し先延ばしにしたい。優しいお母さんもいて、居心地のいい家で遊んでいたい。』
という心境です。
そんな時、お母さんから子どもに対して「そろそろ学校に行ってみてはどう?」という問いかけをすると、不安な表情を見せる子どもがいます。
優しいお母さんは無理強いしないことを知っているからです。(言わば、自分にとって都合の悪い話をすると、あの不登校が始まった頃の状態に逆戻りしてやるぞ。そうしたら困るでしょ、お母さん。という脅しを使っているのです。そこまで意図的なのか、自覚がないのかは別としてです。)
最後に
子どもにとってストレスのかかる会話をやめることによる、子どもの一時的な幸せをとるか、子どもが社会に適応するという未来の幸せを願うのか。優しいお母さんも勇気を出してみることが必要なのかもしれません。