不登校解決現場レポート

今日からはじめる親子のコミュニケーションに大切なたったひとつのこと

764692a3ff5cd152ec337821e84bccad_mこんにちは、不登校支援センター名古屋支部の伊藤です。

先日車での移動中に、ちょっとヒヤッとする出来事がありました。

滅多に対向車の来ない細道で突然現れた対向車にびっくり!という状況で、対向車のドライバーさんもかなりびっくりされている様子でした。幸い大事には至りませんでしたがちょっとした気の緩みがあったのかもしれないなぁと少々反省・・・

こんな体験から思い出したことがありましたので、今日はそのお話をしようと思います。

それは、「だろう運転」と「かもしれない運転」のお話です。

 

運転免許を持っている方は自動車学校で聞いたことがあると思います。

「対向車は来ないだろう」や「ここで車線変更はしないだろう」など

「~だろう」という勝手な思い込みではなく、

「対向車が来るかもしれない」や「車線変更してくるかもしれない」など

「~かもしれない」という先の出来事を想定していくこと。

 

これって実はご家庭においても役に立つ考え方なのです!

親子間でのコミュニケーションにおいて、無意識に「~だろう」を使っていないでしょうか。

 

先日、あるご家族のお父さんがこんなお話をしてくださいました。

子どもが100点満点のテストで80点をとりました。

お父さんは「80点取れたんだから、嬉しいだろう」と思って、子どもに「良かったな~」と声をかけました。

でも子どもはこんな風に返してきたんです。

「80点なんて全然良くないよ!100点の子もたくさんいたんだもん!」

 

実はこういったお話はカウンセリングをしている際によく耳にします。私たちは自分自身の経験によって「きっとこうだろう」と考えることがとても多く、そのことがコミュニケーションのズレを起こしてしまっているのです。

もしこのお父さんが「自分だったら嬉しいと思うけど、子どもは違う気持ちなのかもしれない」と感じたとしたら、こういったズレを起こしてしまうことを回避できたかもしれません。

最後に

親子といえども違う人です。物事の捉え方も一人ひとり皆違います。「~だろう」から「~かもしれない」にちょっとだけ切り替えてみること、今日からさっそく意識してみませんか?