不登校の子どもに自信を持たせたい!親が家でできることって何?【前編】
こんにちは。不登校支援センターです。 こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
突然ですが、あなたの長所はどういうところでしょうか?
私は、「元気で、真っ直ぐなところ!何より、よく笑うところ!」 と、認識しています。 いきなり長所を尋ねられ、困ってしまった方が多いのではないでしょうか? 自分の長所を見つけるって難しいですよね。。 では、「あなたの短所は?」と聞かれると、いかがでしょうか? …ちなみに、私は「早口で、せっかち。計画性に乏しい。」 と、いうところかなと思っております。 センターに通っている子どもたちにも、同じような質問をする事があるのですが、、、。
多くの子どもは、長所よりも、短所のほうを多くあげます
その際の口癖として、
- 「どうせ~だからできないよ。」
- 「~をやったところで意味がないよ。」
- 「それは苦手だからマジで無理。」
という言い回しから入る子が多く感じられます。 このような言い回しをするお子さんたちは、自己効力感が低い。という言い方もできます。
「自己効力感」とは?
自己効力感とは 「自分には~をする力はある。」 といったような、『自分の能力への期待感』のことです。 例えば、
- 勉強は嫌いだけど、計算は得意だから、お釣りの計算は速いよ!
- 絵を描くことだったら、自信はあるかな。
- 本を読む速さは誰にも負けない!
- 体育は足も遅いし苦手だけど、水泳は習ってるから自身はあるよ!
- 自分で言うのも恥ずかしいけど、結構優しいと思うんだよね。
など、自分にとって、これはできるぞ!というものです。 自己効力感を高める事ができると、 「よし、次は~をやってみよう!」となっていきます。 例えば、水泳が好きで、25メートルを安定して泳ぐ事ができるようになってくると、 「よし、次は50メートルを泳いでみよう!」 というようになってくるように、やれる事がわかると、次の目標に目が向いてきますよね。 先程も述べたように、不登校の子どもたちは、短所や苦手なことに目が行きがちになっています。
そのような子ども達でも、長所や得意なものは必ず持っています。
得意なこと、長所に目が行き難くなっているお子さんに対して、そこをいかにピックアップするか。
そして、自己効力感を高めていき、前へ向くきっかけとしていけるか。
これが、親御さんを含め、サポートをしていく人たちがまず、できる事です。
お互いにできる事が共有できると、嬉しくなりますよね!
次回のブログでは、得意なことから自己効力感を高めていった子のお話をさせて頂きます。