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「おなかが痛いから学校行けない」という子どもにどの様に接していくべきか。【第3回目/全3回】

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こんにちは。
不登校支援センター横浜支部のカウンセラー本沢です。

今回は前回に引き続き、おなかが痛くなって学校を休み始めた子のお話しですね。

 

 

ある時、彼はカウンセリング内で「ゲーム大会に出たい!」と言ってきました。

親御さんはとても驚かれていました。

「なんで急にゲームの大会なの!?」

「もっと他に何か無いの?」

「大丈夫なの?」

 

カウンセリング内でも、その話で持ちきりでした。

「もっと勉強もして欲しいのに」

「どうせなら運動の方が良いな」

「ゲーム依存症なんじゃないか」

 

ですが、親御さんも今までの親御さんとは違いました。

家でのお子さんの様子をよく観察された上で、その子が「ゲーム大会に出る目的」を一緒に考えました。

 

すると最初は心配されていた親御さんも、「どうせやるなら応援してあげよう」と少しずつ考えを変えていかれました。

 

そして、ゲーム大会当日。

その子はとても緊張していたそうです。

結果は、1回戦負け。

 

結果は負けでしたが、その大会で得たものは多かった様です。

初めての場所、大勢の人がいる中に立ち向かえたという「自信」や、試合が始まれば集中出来た事、自分の持てる力は出せたという「達成感」、負けた事で分かった自分の至らない点を受け入れる「勇気」・・・

 

 

次の学期からその子は登校を再開し、今は運動部で頑張っています。

 

まだ「プロゲーマーになりたい」かどうかは分かりませんが、1日1日を頑張って過ごしています。

 

 

第1回目の最初に、『もしお子さんが「プロのゲーマーになりたい!」と言ってきたら、どうしますか?』 とお聞きしました。

自分だったらこう答えると思います。

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「カッコ良い夢だね!僕にも応援させてよ!!」
これは一例かも知れませんが、「好きな事だから」こそ発揮される能力があります。

一心に打ち込める集中力、負けるのが嫌で何度も努力する力、ああしてみよう・こうしたらどうだろうと失敗を重ね試行錯誤する力、など。

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これらの「力」が困難に立ち向かう為の武器になる事を、その子自身が自覚出来た時、今まで大きな壁に感じていた事が、小さく感じられるかも知れませんね。

 

まず、お子さんが元々持っている「力」を一緒に探し、その「力」の使い方を教えてあげませんか。