不登校の子どもが言う『言葉や行動』に振り回されていませんか?
⇩この写真は、不登校支援センター福岡支部の待合室です(^^)⇩
皆さん、こんにちは。
不登校支援センター福岡支部の永島です。
センターにいらっしゃる親御さんの悩みに
「子どもの言うことが信用できなくないんです。」
「子どもの言うことがコロコロ変わってて、対応が大変なんです。」
というものがあります。
確かに、子どもは自分の思い通りにならなかったりすると、とんでもない言葉を口にすることもあります。
ここでひとつ親御さん考えてみてもらいたいことがあります。
「あなたの言葉は、常に100%本音であり真実でしょうか?」
これに対して「はい。」と自信を持って応えられるのは難しいと思います。
社交辞令や建前だったり、冗談だったり、言葉足らずだったり、認識違いだったり、様々なコミュニケーションの形もあったりしますよね。
今回はそれとは別に、裏の意図がある言葉についてのお話しをします。
言葉は同じでも、その裏にある意図(本音)は異なることが多くあります。
例えば学校に行っていない子どもが言う「勉強”は”したい。」という言葉。
これをそのまま受け取ると、親御さんとしては
「学校に行ってなくても、勉強”は”したいんだね。」
と思うことでしょう。
しかし、その意図はその後の行動で見えてきます。
・参考書などを買ってきて自分で勉強する
・家庭教師を探して勉強する
・塾に通う
など、言葉の通りの意図があれば、わかりやすい行動を始めます。
ここで、「そうは言っているけれど、結局いつも勉強が続かない。」
と思われる親御さんもいらっしゃると思います。
その場合はいろいろな意図があります。
・自分の今の状態をこれ以上責められたくないので、勉強はしたいと言う
・勉強が理由ではないことだけはわかってもらいたい
・勉強に関してはまだ周りに遅れていると思いたくない
・勉強をしなければならないことは理解しているということを伝えたい
などなど、様々な意図があります。
そしてその裏には
「私を責めないで。」
「私を見捨てないで。」
という感情や思いがあったりもします。
最後に
子ども発する言葉をそのまま聴いて、受け止めてしまうと、いろいろな問題が発生することがあります。
特に親御さんが混乱してしまい、余裕が持てなくなってしまうことがあります。
そして、心が安定していない子どもであれば、なおさら子どもの意図がわかりにくくなります。
とはいえ、子どもから発してくるメッセージに無駄なものはありません。
特に子どもの方から始まるコミュニケーションには必ず意図があると思ってください。
もしかしたら親御さんの望むような言葉や行動ではないかもしれませんが、
そのときも、その裏の意図や感情に意識を向けてもらえたらと思います。
子どもの何かしらのサインや変化が見えてきますので。
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