不登校解決現場レポート小学生の不登校

小学生の不登校の傾向とは?

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こんにちは。不登校支援センターです。 こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。  

 

 

今回は『小学生の不登校』についてのお話となります。

みなさん『母子分離不安』という言葉を聞いたことはあるでしょうか? 意味としては、「母親と離れることに不安が生じる。」といったことです。 人間は母親の体から産まれますよね。 胎内で母親から栄養をたっぷりもらって、すくすくと育ち、誕生します。 人間の赤ちゃんは、馬などの動物とは違い、生まれてすぐに走ったりはもちろん、できることが少ない状態で産まれてきます。 要するに、母親がいないと育つことができないのです。 ですが、人間も動物の一種ですので、本能的に感じることがあります。 それは『母=命をつなぐ絶対的な安心感』ということです。

ここで今一度、振り返ってみたり、いろいろな場面を想像して下さい。

  • 赤ちゃんの時、お母さんが抱っこしていれば大人しいのに、ほかの人が抱くと、泣いてしまう
  • 幼稚園や保育園の時に、送り出しの際に「やだー!」と言って泣いてしまう
  • 初めての場所に行くと、母親のそばから離れない

このような事はありませんでしたか?   私自身の話ですが、小さい時のかすかな記憶で残っているものがあります。 それは、保育園の送り出しの時に、号泣をしている幼き頃の自分です。 5分後くらいには、けろっと泣き止み、遊んでいたこともなんとなく覚えていますが。笑 振り返ってみると、本能的なものだったからでしょう。何年もたった今も、鮮明に覚えています。 その時の気持ちとしては、よくわからない不安に襲われた記憶があります。

 

子供たちは、お母さんがいる安心感をよく知っています。

これは覚えたものではなく、本能的に備わっているものです。  

ではここで、小学生の不登校と結び付けていきましょう。

学校はお子さんにとって、良くも悪くも色んな事があります。 その中で成長をしていくのですが、同時に母親と離れている不安もあります。 その不安が強く出てしまうと、学校へ行き渋ったり、お母さんとの時間を欲しがったりします。 私が以前担当した小学生のお子さんは、働きに出かけるお母さんを泣きながら外まで追いかけて、離れることを阻止しようとしていました。 では、このような状態を打破するには、何から始めていけばよいのでしょうか。  

それは、学校に行かせようとしないこと。です。

  疑問に思う方が多いと思いますので、しっかり解説させていただきます! お母さんと離れることが不安なお子さんに、学校に行かせるという、離れることを強要してしまうと、より不安が強まってしまいますので、無理やり行かせることはより状態の悪化を招いてしまいます。 では、どうしたらいいのか。 頑張っているお子さんに、他の安心感を持たせてください。 またも疑問に思う方が多いかと思いますので、ここもしっかりと解説いたします。 お母さんのそばにいる=安心 この関係性は崩せないので、「○○=安心」のものを他に演出していきましょう。 例えば

  • 学校に行っている姿を見ていると嬉しいよ
  • 学校の話を聞けるのが楽しみなんだ
  • 学校に行く○○からお母さんも元気をもらってるんだ

あくまで例えですが、このように、気持ちを伝えることで、お子さんが自分の行動で、お母さんが喜んでいる。という安心感を与える。ということです。 この際に注意すべきことは、このような言葉の後に、学校への誘導をすることです。 誘導をしてしまうと、それまでの言葉がプレッシャーとなってしまったり、また、学校に行かせるための演出や、嘘に聞こえてしまいます。 あくまで、安心感を与える。という点に徹してくださいね。   今回のお話は、母子分離不安傾向にある小学生のお子さんについてのお話です。 他の傾向で不登校傾向になっている小学生のお子さんもいますので、状態の見極めは慎重に行っていきましょう。  

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