長期休暇明け、不登校でも夏休みに向けて「今から」できる事【第3回目/全3回】
こんにちは。
不登校支援センター横浜支部カウンセラーの本沢です。
今回は、前回に引き続き「聴く」ポイントについてお伝えしていきたいと思います。
この記事は【全3回】に渡ってお送りしています。是非第1回・第2回も合わせてお読みください⇩⇩⇩
長期休暇明け、不登校でも夏休みに向けて「今から」できる事【第1回目/全3回】
長期休暇明け、不登校でも夏休みに向けて「今から」できる事【第2回目/全3回】
突然ですが、
「ねぇ!私の話ちゃんとキイテル?」
「あぁ、キイテルよ。○○なんでしょ?」
「もういい!!」
「え? 何で怒ってるの?」
なんてやり取り・・・身に覚えがありませんか?
自分は、たくさん心当たりがあります(笑)
何で、カタカナにしたのか。
そこが今回お伝えしたいポイントだからです。
日本語には、耳に関係する「キク」という言葉に、漢字が3つもあります。
「聞く」 「聴く」 「訊く」・・・
意識しないで自然と入ってくる音などを「聞く」
意識して積極的に「聴く」
自分の疑問を明確にする為に「訊く」
など、使い分けられます。
上の何気ない文章は、
「ねぇ!私の話ちゃんと 聴いてる?」
「あぁ、聞いてるよ。○○なんでしょ?」
かも知れませんね。
では、「聴く」とは、具体的にどんな事を言うのか。
これも諸説あり、非常に興味深いです。
「耳」「+」「目」「心」 耳と目と心で相手の話に耳を傾ける。
とか
「十四」の「心」で「耳」を傾けるとかです。
前回、「ご家庭によって、コミュニケーションの量や質も様々」とお伝えしました。
「ウチは、両親とも帰宅が遅いから、子供と話す時間が少ない・・・」と心配されているのであれば、わずかな時間でも結構です。
「質」をあげませんか。
「十四の心」の例の一つで、こんなのがあります。
1 【受容する心】
2 【共感する心】
3 【好意的な心】
4 【興味を示す心】
5 【肯定する心】
6 【優しい心】
7 【理解する心】
8 【ゆったりした心】
9 【誠実な心】
10 【先入観のない心】
11 【明るい心】
12 【公平な心】
13 【信頼の心】
14 【感謝の心】
言うのは簡単です。
実践するのは簡単ではないかも知れません。
でも、「出来ないからやらない」のと、「最初は上手く出来ないかも知れないけど、ちょっとずつやってみよう」では全然違います。
夏休み明けに向けて、これから少しずつ一緒に頑張ってみませんか?
そして、一人では「ちょっと」しか出来ない事を、「こんなに出来る様になる」為にサポートをするのが、カウンセラーであり、不登校支援センターです。
「ねぇ!私の話ちゃんと 聴いてる?」
「あぁ、聴いてるよ。」
となった時、お子さんの反応は以前と明らかに違うはずです。
もっと「聴いて」もらいたくて、もっともっと話してくるかも知れません。
満足気にその場を離れるかも知れません。
翌日、学校に登校するかも知れません。
「嫌な事」を自らの力で何とかしようとチャレンジするかも知れません。
「ねぇ!私の話ちゃんと 聴いてる?」 って、言わなくなるかも知れません。
なるかも知れないし、ならないかも知れません。
「一人では出来ないかも知れない・・・」事を、一緒に少しずつやってみませんか?