出席できないと内申点はどうなるの?(中学生の場合)
こんにちは、不登校支援センター札幌支部の松本です。
中学生から劇的に増えてくる不登校ですが、小学生とは違い、中学生の場合は非常にリスクが高くなります。
そのリスクとは・・・
出席できないことによる、内申への影響
この問題は、中学生の不登校でお悩みの親御さん達がどうしても気になってしまうところです。
北海道内では高校進学の際にこの内申点が非常に重要な要素となる事をご存知の方も多くいらっしゃると思います。
内申点を取ることが出来ない=普通高校への進学は難しい。
この事実は子供たちもよく理解をしています。
そのため、学校に行けないから高校には行けないんだという誤解をしてしまい高校進学を諦める子供たちをよく見てきました。つい先日も中学校3年生の男子の子が同じ事を私に言ってきました。
全国の高校進学率は97%と言われており、高校に行く事は当たり前の為、高校進学が難しいという事実を知った子供たちは諦めたり、自暴自棄になるケースがよくあります。
どうせ高校には行けないんだ・・・・僕の人生は終わった!!!!
このような言葉を幾度となく聞いてきました。
ではそう言っていた子達が、今現在どうなっているの?
色々な子どもがいましたが、皆それぞれなりに努力をし、進学をして、高校生活を送っています。
彼ら彼女たちは何も特別なことはしていません。
ただ一つ共通していたこと
一度は問題には直面しましたが、その後問題をどのように解決し『自分の目的の設定』を行い、少しずつ行動した結果、普通高校・通信制高校に進学していくことが出来ました。
中には中学2年生の終わりまで登校できていなかった子が普通高校への進学が出来たケースもあります。
最後にお伝えしたいこと
それは、
『内申点の為に登校をする』のではなく、『目的の為に登校をする』ということです。
学校に行く事は当たり前です。
ですが、この「当たり前」という言葉は非常に難しいと日々、私は感じています。
当たり前という言葉は皆さんにとってそれぞれ存在しています。この言葉に惑わされ、失望してしまう子供たちが多くいます。
皆さんも何気なく使っている「当たり前」というこの言葉について一度、考えて頂ければ幸いです。