不登校解決現場レポート

もう!毎日ゲームばっかりして!!子どもとゲームはどう付き合わせる?【後編】

3a86e1778061035e6c9e2c1a5ec29677_mこんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。

前回は、ゲームについて少しネガティブな事例を見ていきました。

⇩⇩⇩前回の記事はこちら⇩⇩⇩

もう!毎日ゲームばっかりして!!子どもとゲームはどう付き合わせる?【前編】

事例を見て「予防」するという観点で捉えて頂けたら幸いです。

今回は、少しポジティブな事例を2つ見ていきましょう。

活用できる何かが見つかるかもしれません。

①親御さんとお子さんが一緒にゲームを楽しんだケース。

親御さんが子どもと一緒に、バカになって、ゲームを楽しんだという事例もあります。

しばらく続けることで、次第に子どもが一人でゲームをする時間が減り、勉強もして、

何よりも親御さんの『アドバイスを聴くようになった』という事例もあります。

子どもに何が起こったのか?!子どもはこう話してくれました。「お父さんもお母さんも、自分が好きなものを一緒に好きになってくれた。本当は興味のないゲームに付き合ってくれた。自分のことをわかろうとしてくれた気がした。」おそらく、親御さんから子どもに対しての『共感的態度』が伝わった事例だと言えます。

②うまくゲームをさせることで、子どもが目標・目的を持つケース。

こんな意図のことを話す子どもがいます。

「ゲームは自分が小さい時から、ゲームを通じて友達を作ってきた。ゲームを一緒にすることで、時に喧嘩をしたり、ゲームで一緒に笑い、ゲームで同じ感動を共有できた。だから自分にとってのゲームはコミュニケーションツールなんです。たぶん人より長い時間、ゲームをしてきた。いろんなゲームをして、研究もしてきた。だから誰よりも詳しい自信がある。今度は、ゲームを作る側の人になりたい。そして人と人をつなぎ、感動を与えるゲームを世の中に出してみたい。」

ただただ何も考えず、何も感じることなくゲームをしているように見えることが多いように思います。でも、もしかすると子どもなりにいろんなことを感じているのかもしれません。

最後に

子どもが何を考え、どんなつもりでゲームと付き合っているのか、それを知るためには、子どもの本音を聴くことから始まるように思います。

これを期に、一度ゲームをするお子さんへの視点を変えてみてはいかがでしょうか?