不登校解決現場レポート

大丈夫?高校に行かずに大学に進学

福岡支部

 

 

 

 

 

 

 

 

皆さん、こんにちは。
不登校支援センター福岡支部の永島です。

今回はこの記事を読んでいる方々にひとつ想像してもらいたいことがあります。

私がセンターに来る高校生に比較的多いと感じる考え方、言葉があります。

それは
「高校には行きたくないけれど、大学には行きたい。」
という子どもの言葉です。
「なぜ、この言葉を発するに至ったのか」を皆さんに想像してもらいたいと思います。
ヒントとして、様々な考え方があります。

・『大学』というところに対してどのようなイメージを持っているのか
・今の『高校』に対してどんなマイナス要素があるのか
・「高校に行きたい」と言っている子どもは、なぜその言葉を口にするのか
・いつから『大学』に対してそのようなイメージを持ったのか
・いつから「高校に行きたくない」と考え始めたのか
・『大学』に行くことでどうなれると子どもは思っているのか
・義務教育についてどのような考え方をしているのか
・『高校』とはどういうところだと考えているのか
・今の『高校』に入学した理由や経緯は何か
・本気でそう思っているのか

高卒の資格を比較的簡単に取れる学校や高卒認定試験など、
“(今の)高校に行かないで大学に行く”という手段はいくつかあります。
「子どもが望むようにさせてあげよう。」

と考えることのできる親御さんもいらっしゃいますが、

「今の高校にもいけないようで、大学にまともに通えるわけがない」

と不安に思う親御さんもいらっしゃいます。

この質問には唯一の正解というものはありません。

子どもによって正解はことなりますし、
それが正解なのかどうかはいつわかるかもわかりません。
ただ、そこからどのように考え、どのように人生を歩んでいくのか。

それは個人の責任ではありますが、安易に決断して良いものでもありません。
センターに通う子どもたちには、同じ道を選択しても、正解だと感じる子もいれば、間違いだと感じる子もいます。

ただ、間違いだと感じたとしても、その経験を経て、後の人生に活かしていけるように前向きにカウンセリングを続けることができています。

しかし、安易に選択してしまい、それが間違いだった場合は、それすらも難しいことがあります。
一時の感情で決めてしまわないように、カウンセリングを受けて、落ち着いて考えてもらえたらと思います。

どのような道を選択しようとも、全力でサポートできるのが、不登校支援センターのカウンセラーです。