不登校の子に、このような声かけは大丈夫なのか?と不安な親御さんへ
こんにちは。不登校支援センターです。 こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
東京支部の周辺は、上野公園をはじめ、桜がきれいなところがとても多く、毎年春が訪れるのがとても待ち遠しいのですが、あっという間に青々とした景色になりました。 季節の流れの速さを感じている今日この頃です。
今回は、お子さんへの「声かけ」についてのお話です。
毎日のカウンセリングや、この時期多い初回面談の中でお話を伺っていると 「このようなことは言ってもいいのでしょうか?」 というご質問を多くいただきます。 とても悩みますよね・・・。このことは、我々カウンセラーもとても慎重になるところです。 ◉躊躇してしまう理由としては
- 逆効果になるのではないか
- 関係性が壊れてしまうのではないか
- 反抗され、暴力でも振るわれたら…
といったような事もあり、悩まれている親御さんが多いです。 ◉特に多くきくのが
- 「明日学校だけど、どうするの?」
- 「今日は学校に行くの?休むの?」
といったような、確認の声がけについてのご相談です。 気になりますよね。。 休むのなら、親御さんが連絡しなければいけないし、でも、もしかしたら「行く!」と言ってくれるかもしれない。。 など、様々なお気持ちがあり、確認したいけど、良いのかな。。という親御さんが多く感じます。
では、少し視点を変えて考えてみましょう。
もしあなたのお子さんが『学校に行っていっていれば』お子さんに上記のような声かけはするでしょうか? 大方の答えは「NO」だと思います。 学校に行けていないからこその質問ですよね。 では、その言葉を聴いたお子さんの心境にも目を向けて行きましょう。 学校に行けていた時であれば、決してされなかった質問であれば、違和感を感じたり、時には「学校に行きなさい。」と言われているような感覚になってしまいます。 また、学校に行かないことを前提で聞かれている。といった感覚になっている可能性があります。 学校に対して、前向きになっているときに、親から疑われた感覚になってしまうと、親御さんから自分への評価が下がってしまっていると感じ、気持ちが後ろ向きになってしまうかもしれません。 言葉は、親子であろうと、その人の受け取り方によって、違う意味で捉えられてしまうこともあるので、慎重に考えることはとても大切なことです。
では、どのような声かけがふさわしいのか。
その答えは無限にあるでしょうし、おそらく正解なんてありませんよね。 学校に行けていた時のことを思い出したり、本人の今の状況をしっかり理解する事が、導いてくれます。 そのヒントを一緒に掴むためにも、セミナーや初回面談に来ていただいてお子さんの”今の”状況をお聞かせいただき、あなたのお子さんにあった適切な声かけについて、一緒に考えていきませんか?