不登校の子を持つ親の役割って?(お父さん編)
こんにちは、不登校支援センター名古屋支部の伊藤です。
ここ、支援センターには日々お子さんの不登校に悩む親御さんがいらっしゃいます。お父さん、お母さん、それぞれで、ご夫婦そろって、また、お祖父さん、お祖母さんがいらっしゃるご家庭もあります。
父として、母として、子どもにどう接していけばいいのか・・・日々過ごす家だからこそ、悩んでしまいますよね。そんなときの参考になれば、と思いますのでご家庭でのそれぞれの役割について目を向けていきたいと思います。
今回はまず、お父さん編として「お父さん」について考えてみます。
「お父さん」のイメージってどんなものが浮かびますか?
センターに来る子どもたちに実際に聞いてみると
- お父さんは厳しい
- 一家の大黒柱
- 家族のために稼いでくる
- 家で何も言わないし、しない
- ああしろ、こうしろと言われる
- 休みの日に一緒に遊んでくれる
などなど、様々なイメージが出てきました。
同じ質問を、お父さんのパートナーである「お母さん」にすると
- お父さんは子どもに甘い
- 家では何もしない
- 家族のために働いてくれている
- 子どもとはゲームの話ばかりしている
- 子どもがもう一人いるみたい
- 子どもと遊んでくれる
などなど、こちらも様々です。子どもの視点とお母さんの視点の違いもまた興味深いところではありますが、どちらにも共通するものとして「家族のため」という言葉がありますね。カウンセリングでいろいろなご家庭に関わってきて感じるのがこのキーワードです。
お父さんは家族全体を把握して見極めることが得意です。「家族のため」に子ども本人だけでなく、兄弟姉妹や隣にいるお母さんにも目を向けていくことを意識していきたいですね。