【不登校・新学期】なぜ、休み明けから学校に行けなくなる子どもが多いのか
こんにちは。
不登校支援センターの上原です。
今回は“休み明けから学校に行きにくくなる子ども”についてお話します。
この不登校関連のブログをお読みになる親御さんは
「○○明けに学校へ行きづらくなる子供が多い」
という情報を耳にしたことが多々あるかと思います。
- GW明け
- 長期休暇明け
- 各行事明け(運動会や課外学習など)
など各ポイントの明けに不登校が起こりうるケースがあります。
当センターでも5月や9月は初回のご相談にこられるご家族が増加します。
傾向としては、子供たちのみならず大人も感じている『休み明けのストレス』。
休み期間が長ければ長いほど明けに降りかかるストレスは普段よりも大きいものとなります。
また、各行事等これまで1つの目的としていたことが終えた瞬間、日常の学校登校が揺らぐこともあります。例えば修学旅行や運動会、文化祭、部活の大会など大きな目的に向かって必要な話し合いの場や準備の時間が日常登校のなかに存在し、登校していたとすると、終えたあとの日常にムダを感じる子供も少なくはありません。
このような傾向は小学生、中学生、高校生、誰しもあります。
そして今回は、私自身が子供たちの“明けまして不登校”のなかで感じている『高校生の年始からの不登校』について
高校生のお子さんをもつ親御さんや、進学予定のお子さんをもつ親御さんと共有させていただきたいと思います。
実は、私が日々カウンセリングをしていて感じる高校生の“明けまして不登校”のケースとして、年始(1月2月3月)から不登校症状が明るみになり、その年の4月や5月に相談にいらっしゃる方が多くいます。
高校生のカウンセリングは小学生中学生とは違い、毎年ごとに進級留年という現実的なポイントに向け出席日数などのカウントが始まるため、より早期の不登校予備段階の発見が必要となります。
しかし、1月から学校の欠席が目立つ高校生に関しては、《その年度の進級に関してほぼ安心な点》や、《進級が決まったのならば次年度から心機一転登校するだろう》という思いが周囲にも生じやすく、不登校症状や予備段階を野放しにし、このままいくと夏には留年確定のリスクがある4月5月に相談にこられるご家族が多いことが現状です。
高校生のお子さんをもつ親御さんは年始から始まる“明けまして不登校”にもお気をつけください。
次年度の留年リスクがすでに始まっている状況です。