長期休暇明け、不登校でも夏休みに向けて「今から」できる事【第1回目/全3回】
こんにちは。
不登校支援センター横浜支部カウンセラーの本沢です。
今年のGWは、天気が良い日が多く過ごしやすかったですね。
上手く休みを取って、10日間の大型連休になった方もいる様ですね。
羨ましいですね。
皆さまは、長期休暇をどんな風に過ごされましたか?
横浜支部の近くの「横浜中華街」は、大変な賑わいで、昼食を食べるのも一苦労でした(笑)
国内や海外に旅行に行かれた方や、帰省された方、家族で食事に行かれた方、久しぶりに友人と会った方、または家でゆっくりと英気を養った方など、思い思いの事をされて過ごしたのではないでしょうか。
私は大学時代の友人と、その友人の友人と趣味のフットサルや食事をして、気分転換をしました。
その中で、色んな話を聞く機会がありました。
中には、10連休だと喜んでいる人もいて、それはそれで羨ましく感じました。
ただ
「休み明け、仕事行きたくない…。感覚取り戻すのが大変だ」
と言うのです。
慣れた社会人でもそうなのだなと改めて感じました。
また学生の方たちは、大人以上に憂鬱に、または不安に感じるかも知れませんね。
先日もニュースになっていましたが、昨今、学生・生徒の自殺のニュースを耳にする機会が増えました。
調べてみた所、学生・生徒の自殺者数は、平成10年以降、大きく変動していないとの事です。
増加はしていないですが、減少もしていないのです。
非常に心が痛みます。
数字で表すと、年間で800件前後。
小学生で約10件
中学生で約100件
高校生で約200件
大学生で約400件
といった統計データが出ています。
次に時期別で見ていきますと、一番多いのが、夏休み明けの9月。
次点が、4月の始め。
その次、1月始めと5月の連休明け、となっています。
主な原因として、
学業不振
家族からの叱責
親子間の不和
進路の悩み
などが挙げられていました。
何か打つ手は無かったのか。
未然に防ぐ事は出来なかったのか。
そんな風に感じてしまいます。
脅すつもりではないのですが、これって不登校と無関係ではないんです。
イジメがあった訳ではない。
友達とも仲良く話している。
部活動に熱心で頑張ってた。
など、行けば学校では目立った行動はなく普通に過ごしている。
家庭でも、目立った違和感がある訳ではない。
だけど、学校に行きたがらない…。
そんな症状が出ていませんか?
残念ながら自らの命を絶ってしまうお子さんも、そういった日常を過ごしている子が多いのです。
これから夏休みを迎え、「9月」を向かえるに当たって、親として、大人として、やるべき事はやりきりましたか?
この子は大丈夫と根拠を持って言えますか?
少しでも不安を感じている方の為に、私の経験上、「今から出来る事」をお伝えしていきたいと思います。