もう!毎日ゲームばっかりして!! 子どもとゲームはどう付き合わせる?【前編】
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
カウンセリングの中で、親御さんから「うちの子どもは、ゲームばっかりやっている。なんとかならないものか?」というご質問を頂きます。
学校に行かないで、勉強をしているならまだしも、ゲームばっかりやっている子どもの姿を見ていられないとお感じになるのでしょう。
それでは、事例をみていきたいと思います。
まずは、ゲーム機を取り上げたケース。
昼夜逆転し、何時間もゲームをしている子どもにあきれ果て、とうとうゲームを取り上げるという決断をした親御さんがいらっしゃいます。
そうすると、兄弟間の喧嘩が増えたケースがありました。
カウンセリングで、子どもに聴くと「ゲームをしていると全てを忘れ、無心になれる。ゲームをしていないと、学校のことばかり考えてしまう。」と話してくれました。ゲームに依存している状態かもしれません。
しかしゲームに依存しなければ、自分がたもてなかったのでしょう。
だから兄弟にあたってしまうということが起こった事例です。
取り上げられたことを何年経っても覚えて、恨みの感情をぬぐい去れない子どもいました。その子どもにとっては、その時の『生きがい』とまで感じていたのでしょう。
次に、ルールを設けたケース。
親御さんがこの程度が妥当かなと考え、制限時間や条件を提示し、家庭で導入したケースです。導入の仕方にもよりますが、子どもにとって、勝手に作って押しつけらたと感じるルール、厳しすぎると感じるルールでは、隠蔽行動が見られることが、しばしばです。親御さんの目の届かないところでやるか、ウソをつくのです。忠実に守る子どもでも、形を変えて反発が出たというケースも見られます。
今回は、少しネガティブなケースのご紹介になりましたが、ポジティブなケースを次回は見ていきたいと思います。