不登校の子どもにできる対策をもうやりつくした・・・と思ったときに知って欲しいこと ~その3~
こんにちは、不登校支援センター名古屋支部の伊藤です。
このテーマでのお話も今日で3回目になりました。
※まだその1、その2をお読みでない方は、まず⇩⇩⇩こちらから※
不登校の子どもにできる対策をもうやりつくした・・・と思ったときに知って欲しいこと ~その1~
不登校の子どもにできる対策をもうやりつくした・・・と思ったときに知って欲しいこと ~その2~
前回は「自分が最終的に実行できない(最後まで関わりきれない)ことはやらない」とういことがお母さんにできることなんですよ。
というお話でしたね。
このお話を、お母さんは神妙な面持ちでき聴いていらっしゃいました。そしてやってみようと決心されたんです。
- 学校は行かなくては行けないところだから行きなさい!と言わない。
- ベッドから引き摺り下ろして学校に連れて行かない。
- 学校の先生に別室登校させてもらえるよう交渉しない。
- 学校に行かないと将来困るよと子どもを説得しない。
- 学校に行ったら欲しかったゲームを買ってあげる。なんてことは言わない。
一生懸命いろんな対策を講じてきたお母さんにとってはかなり覚悟のいる決断だったと思います。
ですが、これがきっかけで子どもには大きな変化が現れました。
彼は今、進学先の高校で入学式から登校を続けています。
皆勤賞が目標なんです!と教えてくれました。
これはよく 課題の分離 なんていう言い方をされています。
聞いた事のある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
※東京支部の羽根先生のブログの中でも『課題の分離』について触れていますので、こちらも合わせて読んでみてください※⇩⇩⇩
新学期から学校に行かない・・・不登校の子どもに親がまず取り組む事とは?
やれることをやる、やれないことは手を離す勇気と覚悟を持ちましょう!っていうことなんです。
親御さんとして子どものためと思ってやれないことまでやってあげていませんか?
今、目の前のことに対処したくて仕方ないのが親御さんの正直な気持ちです。
でもそこに少しの覚悟を持って、もっともっと先に目を向けてみませんか?
前回お母さんからお聞きしたのはこんな気持ちでした。
- いつまでこの状態が続くんだろうと不安になる
- 学校からの電話が毎日親の携帯電話にかかってくるのが辛い
- 将来社会で立派な大人になれなかったらどうしようと思うといてもたってもいられない・・・
このお母さん自身の気持ちはすべて・・・
このお母さん自身の気持ちはすべて
「これから先」のことに目が向いているからこそのお気持ちだと思います。
目線が先に向いているからこそ、今この場の対処ではなくてこれからのために有意義なことをしていきたいですね。