【GW中のパパ必見!!】不登校を支援するのに、夫婦の役割分担は必要か?(父親編)
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
さて、「不登校を支援するにあたり、夫婦の間で、役割分担は必要か否か」。
前回の『優しいお母さん』に引き続き、『厳しいお父さん』に目を向けて、事例も紹介していきます。
※前回の『優しいお母さん』編の記事はこちら⇩⇩⇩
【GW中に必見!】不登校を支援するのに、夫婦の役割分担は必要か?(母親編)
『厳しいお父さん』には、こんな願いや思いがあるようです。
・「厳しい社会を生き抜く為には、厳しく躾けて、色んなストレスへの耐性をつけておくことが子どものためになるはず。そしてそれこそがオトコ親の役目だ。」
・「親としての権威がなければ、子どもにナメられやしないか。」
・「自分自身もどちらかと言うと、厳しい親のもと育ったほう。当時は嫌な思いもしたが、今は感謝している。だから今は、あえて嫌われ役をかって出よう。いつの日か子どもにもわかる日が、きっとくるはず。」
それでは事例をご紹介します。
学校にも行かなければ、自宅ではゲームや動画の視聴ばかり。
そんな子どもを見ていると、「行けない」のではなく「行かない」のではないかと思われるケース。
厳しい父親は、見るに見かねて、厳しく大きな声で叱ったり、ゲームを取り上げ、インターネットの接続を切ります。家での居心地が悪くなった子どもは、渋々ながらですが、学校に行き始め、次第に規則正しい生活を送り、ゲームや動画とも、うまく付き合えるようになったというケースもあります。
「厳しいお父さん」の行動が功を奏し、子どもにきっかけを与えたと言えるでしょう。
同じようなケースで、厳しく叱り、嫌がる子どもを引きずってでも学校に連れて行ったというお話を耳にします。しかし、子どもが小学生の時は力づくが通用しますが、中学生、高校生になるとやがて腕力で勝てない日が必ずやってきます。
カウンセリングで子どもに話を聴くと、
「あの時、お父さんは嫌がる自分の話を聞こうともしなかった。だから仕返ししてやるんだ。」
と話しました。良かれと思ってなさった「厳しいお父さん」の行動ですが、親子の関係性を崩してしまうという悲しいケースもお見かけします。
最後に
役割分担が功を奏するケースもありますが、時と場合、子どもの心理状態や子どもの目的によるのかもしれません。このGWは不登校の発生や再発、五月雨登校への移行が本当に多いので、今一度ご夫婦で週明けからどのようにお子さんに接していくのかを話し合われても良いのではないでしょうか?