【GW中に必見!】不登校を支援するのに、夫婦の役割分担は必要か?(母親編)
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
カウンセリングを進めるていると親御さんから、「夫婦の間で、役割分担は必要かどうか?」というご質問を頂きます。
『優しいお母さん』と『厳しいお父さん』
足して2で割ると、非常にバランスが良いように見えるかもしれませんが、答えは場合によりけりでしょう。
まずは『優しいお母さん』。
- 子どもにとっては学校に行けなくなった自分を受けとめてくれ、辛い気持ちを分かってくれる。
- 何でも言うことを聞いてくれ、甘えさせてくれる。
- 良いも悪いも全てを受け入れてくれる。
そんな優しいお母さん。学校で深く傷つけられた子どもにとっては、いい意味で逃げ場となり、心のよりどころとなるでしょう。
やがて子どもの気持ちが落ち着いて、心身ともに癒され、
『もう学校に戻れるかもしれない。』と感じる時が必ずやってきます。
しかし学校に戻ることは子どもにとってさまざまな不安がよぎり勇気がいるもの。
『できれば、学校に戻るのをもう少し先延ばしにしたい。だってこの状態を続けることができれば、また自分が学校で傷つけられることもない。それにゲームが自由にできる生活だって続けられる。』
そんな心理が働くケースがよくあります。
すると子どもは、まだ登校することが難しい状態を見せれば、きっとお母さんなら
「無理しなくていいよ」
と声をかけてくれるに違いないということを知っていて、不安な表情をわざわざ母親に見せる子どもがいるのも事実です。このように自覚してやっている子どももいますが、無意識でやっている子どもは見分けがつきにくいものです。
ですから、カウンセリングでは親御さんのお話、子ども自身の話を聴き、心理検査も活用しながら、子どもの心理状態を見分け、今なにが起こっているのかを判断し、正しくアプローチをして行きます。
次回は、GWに必ず読んで頂きたい「厳しいお父さん」についてです!⇩⇩⇩