学校に行かない = 不登校 だと思っていませんか?
こんにちは、不登校支援センター名古屋支部の伊藤です。
ここ、名古屋は少しずつ気温も上がり、過ごしやすい季節になってきました。
皆さんのお住まいはいかがでしょうか?
暖かくなってきて気持ちも少し上向きになったり、よく眠れるようになったと感じるようになったり、街の至るところでフレッシュな空気を纏った人たちも多く見かける季節ですね。
さて、
突然ですが「あなたのお子さんは、不登校ですか?」
何を突然!?と思っていらっしゃるかもしれませんが、この問いかけは、気持ちが上向きやすい季節だからこそ起こりがちなリスクを回避できる方法のひとつなのです。
一般的に 『不登校』 というと?
- 学校に行かないという行動をとっている → 不登校である
- 学校に行くという行動をとっている → 不登校ではない
と思っている方が多いと思います。
ですが、今回考えたいのは見た目の行動ではなくて「子どもの心がどこにあるのか」ということなんです。
「学校に行かない」という行動をとっていても毎日「気持ちが登校している子たち」がいます。
学校に 行かなければならない という意識が強すぎることで 葛藤を上げてしまう子どもたちです。
- 前日から「明日学校に行く」と宣言をして、翌朝まで眠れない子
- 当日朝、お腹が痛くなってしまいお手洗いに籠もってしまう子
- 朝になると発熱してしまう子
- そもそも朝起きてこれない子
こういった子の多くが実際に登校していること同じくらい、もしくはそれ以上に緊張感をもってしまい、却って行動が起こせなくなってしまうという状態に陥っています。
親御さんや周りの大人から見ると一見
「新学期になったら行くといっていたのにまったく動こうとしない」状態なのですが、
実は子どもの心理状態は「学校に行ったのと同じくらい疲弊している」ということが多くあります。
最後に
4月の環境変化があるからこそ1学期には特に 「がんばろう」 が 「がんばれなかった・・・」 という 期待 と 落胆 のジェットコースターのような心理状態になってしまいがちです。
そんなときだからこそ、見た目の行動だけに惑わされないように心がけたいですね。