『頭が痛いから、学校に行きたくない』と言った子どもに、親としてはどう接するのが正解?【第2回目/全3回】
こんにちは。
不登校支援センター横浜支部のカウンセラー 本沢です。
今回は前回に引き続き、頭痛により登校が難しくなってしまった女の子のお話しですね。
※前回のブログ記事はこちら⇩⇩⇩
『頭が痛いから、学校に行きたくない』と言った子供に、親としてはどう接するのが正解?【第1回目/全3回】
子供が来なかった時にカウンセラーと親御さんで、何をしていたかという事ですが、一言で言うと「何が頭痛を引き起こしているか」を整理していきました。
宿題の量が多い時
試験が近い時
初めての場所、初めての人に会いに行く時、苦手な人に会う時
などに頭痛が起きやすい傾向がある事が分かってきました。
「頭痛が起きるかもしれない」という事が不安になり、外出も思う様に出来なくなりました。
こうなってくると、何がストレスの原因か分からなくなってきますよね。
本人がセンターに来ない間は、家での親御さんの声掛けを一緒に考えていきました。
何を不安に感じるているの。
あなたはどうしたいの。
あなたなら大丈夫。こんな素敵な所があるから。
と声掛けをしていきました。
でも最初から上手くは行きませんでした。その間親御さんは上記の声掛けをする為に、カウンセラーと一緒に一生懸命お子さんの素敵な所探しをしてくださいました。
声掛けする際に具体的に伝えてあげた方がお子さんに伝わりやすいんですよね。
例えば、「カウンセリングに来ない」という行動も、言い方を変えると、「その子自身が今、望んでいる状態ではない」と感じているから来たくないかも知れません。
「学校に行かなきゃいけないのに行けない」
「宿題をやらなくてはいけないのに、分からない」
「でも、そんな事言ってはいけないのでは・・・」
こんな風に葛藤って溜まっていきます。
焦りばかりが強まってしまうと、何も手に付かなくなりますよね。
どうしたら、そういった葛藤を少なくしてあげる事ができるのでしょうか。
それは他者からの承認や受容です。
その中でも、親からの承認や受容は第三者のそれとは違い、特に効果的です。
人間誰しも「誰かに認められたい。自分を受け入れてもらいたい」という欲求があります。
特に「親」から認められると、とても安心するのです。
子供が生活している世界は、大人から比べればまだまだ小さいです。
中には、「学校」と「家族」というコミュニティで生活している子も少なくありません。
双方からも認められない、受け入れられないと感じてしまったら、とても辛いですよね。
では次回は、本人とどの様にカウンセリングを進めていったのかをお伝えしたいと思います。
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『頭が痛いから、学校に行きたくない』と言った子どもに、親としてはどう接するのが正解?【第3回目/全3回】