不登校の子どもにできる対策をもうやりつくした・・・と思ったときに知って欲しいこと ~その2~
こんにちは、不登校支援センター名古屋支部の伊藤です。
さて、前回は万策尽きてセンターに来訪されたお母さんに私がした質問
「お母さんが、いちばん困っていることはなんですか?」
が、できることを見つけるヒントになるんですよ、というお話をしましたね。
前回のブログは、こちら
不登校の子どもにできる対策をもうやりつくした・・・と思ったときに知って欲しいこと ~その1~
お母さんの答えは
「子どもが学校に行ってくれないことです」
でした。
お母さんとは、まず「子どもが学校に行ってくれない」ことでどうなるのかを考えました。
- いつまでこの状態が続くんだろうと不安になる
- 学校からの電話が毎日親の携帯電話にかかってくるのが辛い
- 将来社会で立派な大人になれなかったらどうしようと思うといてもたってもいられない・・・
この気持ち、とてもわかりますよね・・・
ところで、この気持ちは「誰の」思いなのでしょうか?
もちろんこれは「お母さんの」思いですね。
それでは、お母さんが一番困っている「学校に行く」ことを最終的に実行できるのは「誰」なのでしょうか?
ここが今回のポイントです。
これは、「子ども」しかできないことです。
お母さんは、子どもが学校に行ってくれないことが一番困っていること。と答えましたが、
お母さんが本当に困っていたのは「子どもがお母さんの思うとおりに動いてくれない」ことだったのかもしれません。
お母さんが「できること」
子どものためにできることって?
それは「自分が最終的に実行できない(最後まで関わりきれない)ことはやらない」
ということなのです。
えー!?と思う方も多いかもしれません。
実はこのときそのお母さんも半信半疑だったんです。
次回はこのお母さんのその後のお話をしたいと思います。