不登校解決現場レポート

「もう!!“○○からは学校行く”って言ってたじゃない!!」【前編】

「もう!!“○○からは学校行く”って言ってたじゃない!!」【前編】こんにちは、不登校支援センター仙台支部の上原です。

お子さんから「○○からは学校に行く」という言葉を耳にしたことはありますか?
今回は、お子さんの現状に親御さんと視点を向けたいと思います。

「○○からは学校に行く」という言葉にスポットをあてるとどんなことが考えられるでしょうか。

  • 登校する決断はできているが、実行ができないのかな
  • 自分のことを奮い立たせようとしているのかな
  • “学校どうするの?”と言われないように先手を打っているのかな
  • 親御さんを安心させたい一心で宣言しているのかな
  • 実は“学校にいかない決断”ができていないから言わざるをえないのかな

⬆︎このなかでご自身のお考えと当てはまる。もしくは気になった考えはありましたか?

 

「○○から行くって言うんですけど、当日になると結局行かないんです。」

というお話を私自身カウンセリングの中でよく耳にします。

 

当初は期待をして当日迎えて落ち込んでの繰り返しだったのが、なるべく期待しないようになった経験がある方も少なくありません。以前は宣言していたけど、今はもう宣言すらしなくなったというご家族もいらっしゃいました。

なぜ、「○○から行く」という言葉が子供から生まれるのでしょうか。

そのポイントは“葛藤”にあります。

不登校支援センターの無料メール講座で詳しく説明している『不登校の6段階』のなかでも特に私たちが重要視している段階が本格期と安定期です。

この2つは不登校に対する葛藤の強弱が正反対の段階と言えます。

不登校の子供に限らず私たちも何か動き出す際にはある程度の葛藤は必要です。
強すぎると身動きがとれなくなる可能性が高まりますが、弱すぎると動こうともしなくなるのです。

本人がもつ焦り、不安、自己不満足さ、そして葛藤を正しく解消することが求められます。
そして“正しい解消”が子供の動きだしや再登校へ繋がることでしょう。

後編では「○○から行く」が生み出す親子関係の悪循環と言わなくなった場合についてお話できればと思います。

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「もう!!“○○からは学校行く”って言ってたじゃない!!」【後編】